NDA契約書でつまづきやすい!子会社等への情報開示はどうする?

NDA契約書における子会社等への情報開示

NDA(秘密保持契約)は、企業における知的財産保護の重要なツールです。
特に、取引先との間で機密情報をやり取りする際に、その情報が不正に利用されることを防ぐために締結されます。
しかし、NDA契約書の作成・運用において、多くの企業が「子会社等への情報開示」に関する条項で悩まれているのではないでしょうか。

本記事では、NDA契約書における子会社等への情報開示について、企業が注意すべき点や、契約書作成の際のポイントを解説します。

なぜ子会社等への情報開示が問題になるのか?

NDA契約書では、一般的に「契約相手方のみ」が機密情報を利用することが規定されています。
しかし、企業活動においては、親会社、子会社、関連会社、あるいは業務委託先の企業など、様々な関係会社が関わるケースが少なくありません。

この場合、契約相手方から見た「子会社等」は、契約の当事者ではないため、原則として機密情報へのアクセスは制限されます。
しかし、業務遂行上、子会社等に機密情報を共有する必要があるケースも考えられます。

子会社等への情報開示を認める場合の注意点

子会社等への情報開示を認める場合、以下の点に注意する必要があります。

  • 開示範囲の明確化:
    どのような情報を、どの範囲の子会社等に開示するかを具体的に規定する必要があります。
  • 機密保持義務の徹底:
    子会社等に対しても、契約相手方と同様の機密保持義務を課す必要があります。
  • 情報漏洩対策:
    子会社等における情報漏洩を防ぐための具体的な対策を講じる必要があります。

NDA契約書に記載すべき事項

子会社等への情報開示に関する条項を作成する際には、以下の事項を明確に記載することが重要です。

  • 定義:
    「子会社等」の定義を明確にする。
  • 開示範囲:
    開示を許可する情報の範囲を具体的に列挙する。
  • 開示目的:
    情報を開示する目的を明確にする。
  • 機密保持義務:
    子会社等に課す機密保持義務の内容を具体的に規定する。
  • 情報漏洩時の責任:
    情報漏洩が発生した場合の責任分担を明確にする。

まとめ

NDA契約書における子会社等への情報開示は、企業にとって非常に重要な問題です。
適切な条項を設けることで、機密情報の保護と業務効率化の両立を図ることができます。

本記事では、あくまで一般的な解説であり、個々のケースに合わせた具体的な条項の作成は、専門家である行政書士・弁護士にご相談いただくことをおすすめします。

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