業務委託契約書とは?
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業務委託契約書とは、企業などが自社の業務を外部に委託する際に使用する契約書です。
書面化の義務
民法上は、業務委託契約書の作成は義務付けられていません。
しかし、トラブルを回避するためにも、書面で契約内容を明確化しておくことが重要です。
記載事項
業務委託契約書には、以下の事項を記載する必要があります。
- 委託者:業務を委託する側の氏名または名称、住所
- 受託者:業務を受託する側の氏名または名称、住所
- 委託業務:委託する業務の内容
- 履行期間:業務の履行期間
- 報酬:受託者に支払う報酬の額、支払方法、支払期日
- 知的財産権:委託業務で生じる知的財産権の帰属
- 秘密保持:委託業務に関する秘密保持事項
- 損害賠償責任:損害賠償責任に関する事項
- 紛争解決:紛争解決に関する事項
- 署名・捺印
その他
上記以外にも、必要に応じて以下の事項を記載することができます。
- 契約解除:契約解除に関する事項
- 保険:保険に関する事項
- 準拠法:準拠法に関する事項
作成時の注意点
業務委託契約書を作成する際には、以下の点に注意する必要があります。
- 双方の合意に基づいて作成する
- 内容を明確かつ具体的に記載する
- 法令遵守
- 署名・捺印
作成に迷う場合は、行政書士等の専門家に相談することをおすすめします。