【OEM契約・ODM契約の違いを徹底解説】スタートアップが自社製品開発で失敗しない契約書作成のポイントとは?
OEM契約とODM契約の違いをわかりやすく解説。スタートアップが自社製品開発で失敗しないための契約書作成ポイント、知的財産権、品質保証、独占条件など重要条項を専門の行政書士が解説。

【OEM契約・ODM契約の違いを徹底解説】
スタートアップが自社製品開発で失敗しない契約書作成のポイントとは?
はじめに|
「製品はできたのに、契約で失敗…」を防ぐために
こんにちは。
円満契約サポートセンター、行政書士の西澤です。
スタートアップにとって、自社製品の開発は大きな飛躍のチャンスです。
しかし同時に、
- 開発委託先とのトラブル
- デザインの無断流用
- 品質問題によるブランド毀損
- 知的財産権の帰属トラブル
といった契約書の不備が原因のリスクも潜んでいます。
そこで重要になるのが、
OEM契約・ODM契約の違いを正しく理解し、戦略に合った契約書を作成することです。
本記事では、スタートアップ経営者様向けに、
- OEM契約とODM契約の違い
- どちらを選ぶべきかの判断基準
- 契約書作成で絶対に外せない条項
- トラブルを未然に防ぐ実務ポイント
を、契約書作成サポート専門の行政書士がわかりやすく解説します。
OEM契約とODM契約の違いとは?
■ ODM契約(Original Design Manufacturing)とは?
ODM契約とは、製品の企画・設計を含めて製造を外部に委託する契約形態です。
【メリット】
- 製品開発のスピードが早い
- 技術力のあるメーカーのノウハウを活用できる
- 自社ブランドで販売できる
【デメリット】
- 設計ノウハウの帰属が曖昧になりやすい
- 知的財産権トラブルが起こりやすい
- 依存度が高くなりやすい
👉 ポイント:知的財産権の帰属条項が最重要
■ OEM契約(Original Equipment Manufacturing)とは?
OEM契約とは、既存製品に自社ブランドを付けて販売する契約形態です。
【メリット】
- 圧倒的に短期間で市場投入できる
- 初期投資を抑えられる
- 製造リスクが低い
【デメリット】
- 差別化が難しい
- ブランド価値が製造元に左右される
- 競合と同一製品になる可能性
👉 ポイント:独占条件・販売地域の明確化が重要
スタートアップがOEM・ODM契約を活用すべき理由
① スピード経営が可能
市場参入までの時間を大幅に短縮できます。
② 設備投資リスクを回避
自社工場を持たずに製品展開が可能。
③ キャッシュフローを守れる
資金繰りを圧迫せずに事業拡大が可能。
特にスタートアップにとっては、
資金・時間・人材の制約を乗り越える有効手段といえます。
しかし…契約書を軽視すると失敗します
実際によくあるトラブル例:
- 製造先が同じ製品を他社に販売
- 改良技術の権利が相手方に帰属
- 品質不良の責任範囲が曖昧
- 最低発注数量の縛りで資金ショート
原因の多くは、
「ひな型の流用」
「相手方が用意した契約書をそのまま締結」
にあります。
OEM契約・ODM契約は、
単なる売買契約ではなく、事業戦略そのものを規定する契約です。
OEM契約・ODM契約書で必ず定めるべき重要条項
1. 製品仕様の明確化
- 図面・品質基準・検査基準
2. 知的財産権の帰属
- 特許・意匠・商標
- 改良技術の帰属
3. 独占・競業制限
- 販売地域
- 販売チャネル制限
4. 最低発注数量(MOQ)
- 在庫リスク
- 支払条件
5. 品質保証・瑕疵対応
- 不良品対応
- リコール時の責任分担
6. 秘密保持条項(NDA)
- 技術情報
- 原価情報
7. 契約解除条項
- 更新条件
- 中途解約時の損害賠償
自社に合った契約形態の選び方
次の観点で判断してください。
| 判断基準 | OEM向き | ODM向き |
|---|---|---|
| 市場投入スピード | ◎ | ○ |
| 差別化 | △ | ◎ |
| 技術蓄積 | × | ○ |
| 初期投資 | ◎ | ○ |
| ブランド戦略重視 | △ | ◎ |
ブランドを育てたいならODM、まずはテスト販売ならOEM
という考え方が一般的です。
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OEM契約・ODM契約でお悩みの方へ
次のようなお悩みはありませんか?
- OEM契約とODM契約、どちらが自社に適しているか分からない
- 相手方から提示された契約書が不利に見える
- 知的財産権の扱いが不安
- 将来トラブルにならない契約書を作りたい
- ひな型ではなく、自社専用の契約書を作成したい
OEM・ODM契約は、
事業成長の土台を作る極めて重要な契約です。
後から修正することは、非常に困難です。
当事務所のOEM・ODM契約書作成サポート
当事務所では、
✔ 契約内容の戦略設計
✔ 契約書ドラフト作成
✔ 相手方契約書のリスクチェック
を一貫してサポートいたします。
スタートアップ特有のスピード感と資金事情も理解したうえで、
「攻め」と「守り」を両立する契約書作成を行います。
まとめ|
契約で未来は変わります
OEM契約・ODM契約は、
単なる製造委託ではありません。
それは、
「あなたのブランドの未来を決める契約」
です。
契約段階で守るべきポイントを押さえれば、
製品開発は大きな武器になります。
逆に、契約を軽視すると、
事業の成長を止めるリスクにもなります。
ぜひ、専門家とともに、
安心して事業を拡大できる契約体制を整えてください。
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