【行政書士が徹底解説】プロが教える!業務委託契約書の作成ポイントと注意点|契約トラブルを未然に防ぐために

業務委託契約書の
作成ポイントと注意点
契約トラブルを
未然に防ぐために

「せっかく良い人に業務を委託できたのに、契約内容で揉めてしまった…」

個人事業主の方や中小企業の経営者の方で、このような経験はありませんか?

業務委託は、自社のリソース不足を補ったり、専門的なスキルを持つ人材を活用したりする上で非常に有効な手段です。
しかし、契約内容が曖昧なままだと、後々大きなトラブルに発展する可能性があります。

そこで今回は、業務委託契約書作成を専門とする行政書士である私が、契約書の作成における重要なポイントと注意点を、プロの視点から分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、あなたは契約トラブルのリスクを大幅に減らし、安心して業務委託を進めることができるようになります。
ぜひ最後までお読みください。

なぜ業務委託契約書が重要なのか?

口頭での合意だけでも業務委託は成立しますが、書面で契約内容を明確にしておくことには、以下のような重要なメリットがあります。

  • 認識のずれを防ぐ:
    業務範囲、報酬、納期など、お互いの認識の違いから生じるトラブルを未然に防ぎます。
  • 責任の所在を明確にする:
    成果物の品質、損害賠償など、問題発生時の責任の所在を明確にします。
  • 証拠となる:
    万が一、裁判などの法的紛争になった場合、契約書が有力な証拠となります。
  • 信頼関係の構築:
    きちんとした契約書を交わすことで、相手方との信頼関係を深めることができます。

「まあ、大丈夫だろう」と思わずに、しっかりと契約書を作成することが、ビジネスを円滑に進める上で非常に大切なのです。

プロが教える!
業務委託契約書作成の7つのポイント

それでは、具体的な契約書の作成ポイントを見ていきましょう。

  1. 業務内容を明確に定義する:
    • 委託する業務の範囲、具体的な内容、目標などを詳細に記述します。「〇〇に関する業務全般」といった曖昧な表現は避けましょう。
    • 成果物の種類や納品方法、期日なども具体的に記載します。
    • 必要に応じて、業務の進め方や報告義務についても定めておくと良いでしょう。
  2. 報酬と支払い条件を明確にする:
    • 報酬の金額、計算方法(時間単価、固定金額など)、支払い時期、支払い方法などを明確に記載します。
    • 源泉徴収の有無や、交通費などの経費負担についても取り決めが必要です。
    • 成果物に対する検収基準や、不合格の場合の対応なども定めておくと安心です。
  3. 契約期間を定める:
    • 契約の開始日と終了日を明確に記載します。
    • 自動更新の有無や、更新する場合の条件なども定めておきましょう。
    • 中途解約に関する条項も重要です。どのような場合に解約できるのか、解約時の手続き、違約金などについて定めておきます。
  4. 権利義務と責任範囲を明確にする:
    • 著作権や知的財産権の帰属について定めます。
      どちらに帰属するのか、利用範囲はどうなるのかなどを明確にしておきましょう。
    • 秘密保持義務について定めます。
      業務を通じて知り得た秘密情報を第三者に開示しない義務を課します。
    • 損害賠償責任について定めます。
      契約不履行や相手方に損害を与えた場合の責任範囲を明確にしておきます。
  5. 再委託の可否を定める:
    • 委託された業務を再委託しても良いのかどうかを明確に定めます。
    • 再委託を認める場合は、再委託先の条件や責任についても定めておくと良いでしょう。
  6. 契約解除の条件を定める:
    • どのような場合に契約を解除できるのかを具体的に定めます。
    • 相手方の債務不履行、信頼関係の破壊、破産手続きの開始などが考えられます。
    • 契約解除時の手続きや、未払い報酬の扱いなども定めておきましょう。
  7. 紛争解決の方法を定める:
    • 万が一、契約に関して紛争が生じた場合の解決方法を定めておきます。
    • 協議による解決、調停、訴訟など、どのような手段を用いるのかを明確にしておきましょう。管轄裁判所についても定めておくとスムーズです。

知っておくべき!
業務委託契約書の注意点

契約書を作成する上で、特に注意しておきたい点があります。

  • 曖昧な表現を避ける:
    「適宜」「速やかに」「努力する」といった曖昧な表現は、解釈のずれを生む原因となります。
    具体的な数値や期日を記載するように心がけましょう。
  • 雛形を鵜呑みにしない:
    インターネットなどで見つけた雛形はあくまで参考程度にし、自社の業務内容や契約条件に合わせて修正することが重要です。
  • 専門家への相談を検討する:
    法的な知識がない場合や、複雑な契約内容の場合は、弁護士や行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。

契約トラブルを未然に防ぎ、安心してビジネスを進めるために

業務委託契約は、お互いの協力によってビジネスを成長させるための重要な契約です。
しかし、不備のある契約書は、思わぬトラブルを引き起こし、ビジネスの停滞を招く可能性があります。

「契約書の内容に自信がない…」
「自社に合った契約書を作成したい…」

もしあなたがそう感じているなら、業務委託契約書作成を専門とする行政書士である私にご相談ください。

貴社の状況を丁寧にヒアリングし、法的な観点からリスクを最小限に抑え、安心して業務委託を進められるような契約書を作成いたします。

当事務所の業務委託契約書作成サポート

  • オーダーメイドの契約書作成:
    貴社の業務内容やご要望に合わせて、最適な契約書を作成します。
  • 契約内容のリスクチェック:
    作成済みの契約書の内容をチェックし、問題点や改善点をご指摘します。
  • 契約締結に関するアドバイス:
    契約締結の手続きや注意点についてアドバイスいたします。

初回相談は無料です。まずはお気軽にご相談ください。

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当事務所では、専門家がお客様の状況に合わせて最適な契約書作成をサポートいたします。

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契約書の作成は、専門的な知識が必要となります。
自社だけで作成すると、抜け漏れや解釈の違いが生じ、後々トラブルに発展する可能性があります。

当事務所では、契約書の作成をサポートしております。

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  • 契約書のリスクチェック

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契約書の作成は、専門家にご相談いただくことをおすすめします。

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